IV-3. initial_magnetization.dat ファイル#

MAGNET(17.7) の要素ごとに磁化入力 ( READ_OPTION(17.7.2) )の時に使用する, 固定ファイルフォーマットのファイル です。

input ファイルとは別に initial_magnetization.dat ファイルを用意します。

ただし,JSONフォーマットの場合, INITIAL_MAGNETIZATION_FILE_NAME(17.7.2) で指定したファイル名を使用することができます。

磁化ベクトル絶対値と着磁率は MAGNETIZATION(10.3) =4 の出力項目ですが,磁化入力には使用されません。

設定項目#

initial_magnetization.dat(IV-3) 要素磁化データ

設定フォーマット#

種類:

固定パラメータセット1

行数:

1 + NO_DATA

パラメータ数:

5, 3*NO_DATA

Text format#
Time= E
No   Prop.No        Mx(T)        My(T)        Mz(T)        |M|(T)      Rate
 I     I            E            E            E            E            E
 I     I            E            E            E            E            E

詳細説明#

TIME#

TIME(IV-3)#

ダミー時刻。複数時刻のデータがあっても最初の時刻データのみ使用される。

初期磁化を設定するので,最初のデータのみが使用される。

:

実数 (E)

説明:

時刻 (秒)

No Prop.No Mx(T) My(T) Mz(T) |M|(T) Rate#

データタイトル(IV-3)#

テキスト表示用タイトル文字列。解析では使用されない。

行 3 のデータを MAGNET(17.7)NO_DATA = JSONフォーマットでの配列要素数 組入力。

No#

No(IV-3)#
:

整数 (I)

説明:

要素番号

Prop.No#

Prop.No(IV-3)#
:

整数 (I)

説明:

要素の物性番号

Mx(T) My(T) Mz(T) |M|(T) Rate#

Mx(T) My(T) Mz(T) |M|(T) Rate(IV-3)#
:

実数 (E)

  • Mx(T): X(R)方向磁化 (T)

  • My(T): Y(θ)方向磁化 (T)

  • Mz(T): Z 方向磁化 (T)

  • |M|(T): 磁化ベクトル絶対値(オプション)

  • Rate: 着磁率(オプション)

Note

<入力例> initial_magnetization.dat ファイルの 1, 2 行目はコメント行である。

三行目以降に行 3 のデータを MAGNET(17.7)NO_DATA 数 = JSONフォーマットの配列要素数分入力する。

initial_magnetization.dat#
Time= 0.00000e+00
No Prop.No Mx(T) My(T) Mz(T) |M|(T) Rate
9212 4 1.39631865e+00 5.04268247e-01 0.00000000e+00 1.48458487e+00 1.00000000e+00
9213 4 1.42094661e+00 4.12464163e-01 0.00000000e+00 1.47959993e+00 1.00000000e+00
9214 4 1.31572447e+00 5.70265282e-01 0.00000000e+00 1.43399211e+00 1.00000000e+00
9215 4 1.32127782e+00 5.18733002e-01 0.00000000e+00 1.41945729e+00 1.00000000e+00
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