2. 解析の種類#

計算する解析の種類(静解析,時間領域解析,周波数領域解析など)を指定します。

設定項目#

2_Analysis_Type JSONキー:解析の種類オブジェクト

STATIC(2) 静磁界解析,静電界解析,定常電流場解析を設定する。

AC(2) 周波数領域解析を設定する。

TRANSIENT(2) 時間領域解析を設定する。

MOTION(2) 運動連成解析を設定する。

NON_LINEAR(2) 非線形解析を設定する。

TEMP_DEPEND(2) 材料特性の温度依存解析を設定する。

STEADY_CURRENT(2) 直流場渦電流解析を設定する。

設定フォーマット#

テキストフォーマットの折りたたみセクション
種類:

固定パラメータセット

行数:

1

パラメータ数:

8

Text format#
* STATIC * STEP * AC * TRANSIENT * MOTION * NON_LINEAR * TEMP_DEPEND * STEADY_CURRENT *
    I       I     I        I          I         I             I               I

Important

STEP オプションは無効。0 を指定すること。

JSONフォーマット#

JSON format from 2024.11#
"2_Analysis_Type": {
    "STATIC": I,
    "AC": I,
    "TRANSIENT": I,
    "NON_LINEAR": I,
    "STEADY_CURRENT": I
},

Important

Release 2024.11

JSONフォーマットでは,STEP(無効), MOTIONTEMP_DEPEND は定義しない。 MOTION(19)19_Motion ブロック, TEMP_DEPEND_BH_CURVE_ID(16.1)16_Material_Properties に定義することで設定可能です。

サンプル#

静解析#

テキストフォーマットの折りたたみセクション
Text format#
* STATIC * STEP * AC * TRANSIENT * MOTION * NON_LINEAR * TEMP_DEPEND * STEADY_CURRENT *
    1       0     0        0          0         0             0              0
JSON format from 2024.11#
"2_Analysis_Type": {
    "STATIC": 1,
    "AC": 0,
    "TRANSIENT": 0,
    "NON_LINEAR": 0,
    "STEADY_CURRENT": 0
},

過渡解析#

テキストフォーマットの折りたたみセクション
Text format#
* STATIC * STEP * AC * TRANSIENT * MOTION * NON_LINEAR * TEMP_DEPEND * STEADY_CURRENT *
    0       0     0        1          0         0             0              0
JSON format from 2024.11#
"2_Analysis_Type": {
    "STATIC": 0,
    "AC": 0,
    "TRANSIENT": 1,
    "NON_LINEAR": 0,
    "STEADY_CURRENT": 0
},

交流定常解析#

テキストフォーマットの折りたたみセクション
Text format#
* STATIC * STEP * AC * TRANSIENT * MOTION * NON_LINEAR * TEMP_DEPEND * STEADY_CURRENT *
    0       0     1        0          0         0             0              0
JSON format from 2024.11#
"2_Analysis_Type": {
    "STATIC": 0,
    "AC": 1,
    "TRANSIENT": 0,
    "NON_LINEAR": 0,
    "STEADY_CURRENT": 0
},

詳細説明#

2_Analysis_Type#

2_Analysis_Type#
JSONキー:

解析の種類オブジェクト

STATIC#

STATIC(2)#

静解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 1]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

静磁場解析を実行

2

静電場解析を実行

3

定常電流場解析を実行

STEP

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 2]

Important

このオプションは無効。テキストフォーマットでは必ず 0 を指定すること。

JSONフォーマットでは定義しない。

AC#

AC(2)#

周波数領域解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 3]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

周波数領域解析

2

複素透磁率設定材料を含む周波数領域解析

3

Darwin modelによる周波数領域解析

4

Full-wave周波数領域解析(未完成。Darwin modelとの比較用機能のみ実装)

5

Darwin modelによる冗長変数を使用する周波数領域解析

STATIC =2:静電場解析 + AC =1:周波数領域解析の組み合わせで,周波数領域の準静電界解析を実行することができる。準静電界解析とは,誘電率と導電率を用いた解析のこと。

Caution

  • Full-wave周波数領域解析は未完成。Darwin modelとの比較用機能のみ実装。

  • Darwin modelはβ版。使用したい場合はお問い合わせください。

Note

改訂履歴:

Release 11.3.1

複素透磁率の設定(AC=2モード)追加

Release 2025.05

Darwin modelの設定(AC=3, 5)追加

TRANSIENT#

TRANSIENT(2)#

時間領域解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 4]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

渦電流を含む時間領域解析を実行

3

Darwin modelによる時間領域解析

5

Darwin modelによる冗長変数を使用する時間領域解析

MOTION#

MOTION(2)#

運動連成解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 5]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

メッシュの運動または COIL(17.1) の運動する静磁場・過渡磁場解析を実行

2

スライド運動解析を実行

3

メッシュ変形運動解析を実行

NON_LINEAR#

NON_LINEAR(2)#

非線形解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 6]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

静磁界あるいは次回領域解析での非線形解析を実行。周波数領域解析で非線形表面インピーダンスを使用する場合。

TEMP_DEPEND#

TEMP_DEPEND(2)#

材料特性の温度依存解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 7]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

磁化特性BHカーブおよび導電率の温度依存解析を行う

Note

改訂履歴

Release 12.0.6 温度依存解析機能追加

STEADY_CURRENT#

STEADY_CURRENT(2)#

直流場渦電流解析の設定。

テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 8]
解析プロセスの設定#

設定値

動作

1

直流場渦電流解析を実行

Caution

STATIC , AC , TRANSIENT , STEADY_CURRENT は解析モードの選択で,いずれか一つのモードを選択する。すなわち,必ずいずれかを >=1に設定し,それ以外のパラメータを 0とすること。 その他使わない機能は0とする。