VI Output Files#
本章では,EMSolution プログラムの出力ファイルについて説明します。
なお,出力ファイル名は固定です。
ポスト用メッシュファイルおよびポストデータファイルは、 POST_DATA_FILE(10.2) で選択された以下のフォーマットで出力可能です。
- =1:
I-DEAS Universal 形式
- =2:
ATLAS 形式
- =3:
Nastran BDF 形式 (QVOL 用)
- =4:
KSWAD 形式
- =5:
FEMAP neutral 形式 451 から 1051 書式に変更
- =6:
CADAS 形式 post.cad
- =8:
HyperView ascii 形式 post.hwascii
なお,=7: Abaqus 形式での出力はサポートしておりません。ただし,=8: HyperView ascii 形式の場合,別途出力されるメッシュファイル post_geom ファイルは Nastran メッ シュフォーマットで出力されます。
メッシュファイル#
POST_DATA_FILE(10.2) で指定されたフォーマットで出力されます。
- post_geom:
ポスト処理用メッシュデータファイル
- boundary_surface:
境界条件確認用ファイル
- t_r_interface:
ポテンシャル境界面確認用ファイル
分布データファイル#
分布データファイルは、ELEM_OUT(10.2) =1 の場合に要素量を出力し、
NODE_OUT(10.2) =1 の場合に節点量を出力します。両方が 1 の場合は、両方のデータが出力されます。ただし、変位量 disp は節点量のみの出力となり、ELEM_OUT(10.2) =1、NODE_OUT(10.2) =0 の場合でも節点量として出力されます。
POST_DATA_FILE(10.2) で指定されたフォーマットで出力されます。
- magnetic:
磁束密度分布データファイル
- current:
電流密度分布データファイル
- surface_current:
表面インピーダンス面に対する電流密度分布データファイル
- force:
節点力法より計算された電磁力分布データファイル
- surface_force:
FORCE_NODAL(10.3)の面要素の節点力法による節点の電磁力分布データファイル- force_J_B:
ローレンツ力の体積積分した電磁力分布データファイル
- heat:
発熱密度,発熱量分布データファイル
- surface_heat:
表面インピーダンス面に対する発熱密度,発熱量分布データファイル
- disp:
変位データファイル
- magnetization:
磁化分布データファイル
- electric:
電位および電束密度または電界強度,電流密度分布データファイル
- iron_loss:
鉄損分布データファイル
- COIL_force:
MESHED_COIL (
MESH(17.1.7)) のローレンツ力の体積積分した電磁力分布データファイル- COIL_current:
MESHED_COIL (
MESH(17.1.7)) のコイル電流確認用データファイル
固定フォーマットファイル#
また、固定フォーマットで出力される以下のファイルについても説明します。
これらのファイルは、POST_DATA_FILE(10.2) で指定されたフォーマットとは関係なく、常に固定フォーマットで出力されます。
- elem:
要素データファイル
- motion:
運動方程式入力
MOTION(17.1.6)時に,時刻,位置(回転位置),速度(角速度),電磁力(トルク)をテーブルデータとして出力するファイル- flux:
鎖交磁束計算
FLUX(17.1.5)=2:面要素物性番号入力時に,面要素の磁束密度の法線成分を出力するファイル- initial_magnetization.dat:
MAGNETIZATION(10.3)=4で,磁化と着磁率を出力するファイル
output, output.json#
解析結果のサマリーとして, output, output.json ファイルが出力されます。 output ファイルは、解析結果のサマリーをテキスト形式で出力します。 output.json ファイルは、解析結果のサマリーを JSON 形式で出力します。