入力ファイル#

1. テキスト入力ファイル#

本章では,Windows機によるEMSolutionプログラムの実行方法を示します。

EMSolution実行時には,次のテキスト入力ファイルが必要です。

  • input : 実行制御,境界条件,物性定義,ソース定義等メッシュ以外のデータ。ファイル名は自由につけて下さい。

  • 2D_to_3D : 二次元メッシュデータを三次元に拡張するためのデータ。

  • pre_geom : 三次元メッシュデータ。節点,要素データを含む。

  • pre_geom2D : 二次元メッシュデータ。

  • rotor_mesh : スライド運動解析時,運動部三次元メッシュデータ。

  • rotor_mesh2D : スライド運動解析時,運動部二次元メッシュデータ。

  • deform_mesh : 変形運動解析時,変形部三次元メッシュデータ。

  • deform_mesh2D : 変形運動解析時,変形部二次元メッシュデータ。

メッシュデータファイルは,ファイル形式により異なった拡張子がつけられます。これらのファイルを実行directory (run_dir)に格納して下さい。実行後の出力ファイルも同じdirectoryに出力されます。リスタート時には,前ランの出力ファイルのいくつかが入力となります。

Note

  • input ファイルは常に必要です。他のファイルが必要か否かは input ファイル中のオプションによります。

  • EMSolution は,[何種類かのメッシュファイルフォーマット]を読み込むことができます。但し,EMSolution がそのファイルフォーマットを認識するために,メッシュデータファイル名( pre_geom. pre_geom2D, rotor_mesh, rotor_mesh2D )には,入力形式により次の拡張子が必要です。

  • ATLAS形式:拡張子無し (.atl)

  • NASTRAN形式:.bdf (.nas)

  • I-DEAS Universal 形式:.unv (.ids)

  • KSWAD 形式:.ksw

  • FEMAP neutral 形式:.neu

  • CADAS 形式:.cad

()内は対応している拡張子ですが,推奨はしていません。 例えば,NASTRAN形式の3Dメッシュファイルが用いられる場合には, pre_geom.nas となります。詳細はV章をご覧下さい。

2. input.json ファイル#

2024.11より,従来の固定テキストファイルフォーマットの input ファイルに加え,JSONフォーマット記法にも対応しました。ファイル名は自由ですが,拡張子は .json とする必要があります。

Important

JSONフォーマットは2024.11以降のバージョンでのみ使用可能です。従来のテキストフォーマットは引き続き使用できますが、JSONフォーマットを推奨します。

従来のテキストフォーマットを用いて EMSoluiton を実行すると,リダイレクトとして input.json が生成されます。これを編集してJSONフォーマットでの入力データを作成することができます。