IV Addtional Input Control Files#

本章では,EMSolution実行に当たって必要とされる追加の入力ファイルのデータ入力方法を示します。これらのファイルは入力ファイルinputと同じディレクトリに配置してください。 追加の入力ファイルは,EMSolutionの実行に必要なデータを含むもので,オプションを定義することで使用されます。

追加の入力ファイルは以下の通りです。なお,ファイル名は基本的に固定です。

2D_to_3D : 2次元から3次元への変換#

IV-1. 2D_to_3D ファイル

二次元メッシュを積み上げて三次元メッシュを作成するためのファイルです。 2次元メッシュの各要素のz方向( \(\theta\) 方向)の厚みを指定します。3次元メッシュはz方向( \(\theta\) 方向)に積み上げられた2次元メッシュの集合体です。

temperature.dat : 温度データ#

IV-2. temperature.dat ファイル

TEMP_DEPEND(2) を使用した温度依存解析で使用する,温度データを定義します。

使用には<TEMP_DEPENDモジュール>が必要です。

initial_magnetization.dat : 初期磁化#

IV-3. initial_magnetization.dat ファイル

MAGNET(17.7) の 要素ごとに磁化入力 ( READ_OPTION(17.7.2) )で設定する磁化を定義します。


また,Pythonライブラリである pyemsol を使用する場合,以下の追加の入力ファイルも使用します。

これらのファイルは, pyemsol を使用して最適化・機械学習を実行する際に必要なデータを含むもので,オプションを定義することで使用されます。

design_space_elements.json : 設計空間要素リスト#

設計空間要素リストを定義します。設計空間要素は,最適化の対象となる要素を定義します。 フォーマットと使用方法は Tutorialのdesign_domain を参照してください。

追加ファイルリスト#