7. 初期条件#

解析時の初期条件を設定します。

設定項目#

7_Initial_Conditions JSONキー:初期条件オブジェクト

INITIAL_STEP(7) 初期値ステップの設定

DATA_TYPE(7) データタイプに基づく初期条件の指定

INITIAL_PHASE(7) 周波数領域解析(AC!=0)結果を初期値とする場合の初期位相の設定

MULTI(7) 直流場渦電流解析(STEADY_CURRENT=1)結果を初期値にして時間領域解析(TRANSIENT=1)をする場合の設定

ALL_STEP_OUTPUT(7) outputファイルに全ステップを出力するかの設定

CYCLE_AC(7) Darwin modelの時間領域で周波数領域解析結果を初期値としてリスタート計算する場合の設定

設定フォーマット#

テキストフォーマットの折りたたみセクション
種類:

固定パラメータセット

行数:

1

パラメータ数:

5

Text format#
* INITIAL_STEP * DATA_TYPE * INITIAL_PHASE * MULTI * ALL_STEP_OUTPUT * CYCLE_AC *
        I               I             E            I           I       E

JSONフォーマット#

JSON format from 2024.11#
"7_Initial_Conditions" :
{
    "INITIAL_STEP" : I,
    "DATA_TYPE" : I,
    "INITIAL_PHASE" : E,
    "MULTI" : I,
    "OUTPUT_STEP_NO" : I,
    "CYCLE_AC" : E
},

Important

Release 2024.11

JSON フォーマットでは,これらのパラメータは定義しなくてもデフォルト値を使用します。 デフォルト値は詳細説明をご覧ください。

詳細説明#

7_Initial_Conditions#

7_Initial_Conditions#
JSONキー:

初期条件オブジェクト

INITIAL_STEP#

INITIAL_STEP(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 1]
初期条件の設定#

設定値

説明

-1

初期条件を全てゼロに設定する。 デフォルト値

≥0

old_solutionsINITIAL_STEP(9) 番目のステップの解を初期条件とする。

Note

静解析の場合( STATIC(2) =1)では, solutions ファイルは第1ステップから出力されます。時間領域解析( TRANSIENT(2) =1)では、第0ステップの解は初期条件そのものとなります。周波数領域解析( AC(2) =1)では、 0 と設定します。

DATA_TYPE#

DATA_TYPE(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 2]
データタイプに基づく初期条件の設定#

設定値

説明

0

静解析 STATIC(2) 、時間領域解析 TRANSIENT(2) 結果を初期値とする。 デフォルト値

1

周波数領域解析 AC(2) 結果を初期値とする。

2

直流場渦電流解析 STEADY_CURRENT(2) 結果を初期値とする。

3

old_solutions を初期値として使用する。

INITIAL_STEP != -1の時に有効

INITIAL_PHASE#

INITIAL_PHASE(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 3]
:

実数 (E)

単位:

degree

説明:

周波数領域解析( AC(2) =1)結果を初期値とする時の位相(degree)を設定。直流場渦電流解析 STEADY_CURRENT(2) の結果を過渡解析に使用し、メッシュモデルの角度方向幅を変更した場合、直流場渦電流解析でのメッシュモデルの最小角度を入力。

MULTI#

MULTI(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 4]
:

整数 (I)

説明:

直流渦電流場解析( STEADY_CURRENT(2) =1)の結果を初期値として過渡解析を行う場合、メッシュモデルの角度方向幅を変更した際の倍数を設定。

デフォルト値:

0

ALL_STEP_OUTPUT#

ALL_STEP_OUTPUT(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 5]

計算された全ステップ結果を出力ファイルに保存。

初期値ゼロクリアオプション#

設定値

説明

0

出力ステップ(9) で指定したステップ結果のみ output ファイルに保存。

1

計算された全ステップ結果を output ファイルに保存。 デフォルト値

CYCLE_AC#

CYCLE_AC(7)#
テキストフォーマットの折りたたみセクション
固定パラメータセット1#
[row, col] = [1, 8]
:

実数 (E)

単位:

sec

説明:

Darwin model周波数領域解析( AC(2) =3 or 5)のを初期値とする時,周波数領域解析の一周期(周波数の逆数)(sec)を設定。Darwin model時間領域解析は二階の時間微分項を離散化して使用するため。

デフォルト値:

0(設定しないが)

Warning

初期実行の結果をリスタートする場合、メッシュ、ポテンシャル、回路電源構成は変更されてはならない。ただし、ポテンシャルに電気スカラポテンシャルを追加することや、定電流源の定電圧源への変更は許されます。また、運動方程式連成解析結果からリスタートする場合は、対応するファイルのrenameが必要です。